【3分で理解する】症状の考え方

こんにちは。ささやん(@sasataaaaa)です。

この記事では理学療法士として様々な症状のある患者さんと接してきた中で考える「なぜ症状が出るのか?」という問題について、簡単にまとめて紹介したいと思います。

何かしらの痛みや不調を感じて病院へ行った場合、高齢者であればよく「年齢が原因ですね」と言われることも少なくありません。

また重たいものを持って腰痛になった場合、「重いものを持ったのが原因」と考えることもあるのではないでしょうか?

それらは確かに一つのきっかけにはなっているのですが、それだけが原因だとは言えません。
なぜなら、もし年齢が原因というならば、同じ年齢の人が全員同じ症状を呈しているはず。
重いものを持ったのが原因であれば、誰もが重いものを持てば腰痛になるはずです。

このように原因探しに囚われてしまうと、分かりやすい一つの要素に目を奪われがちになります。そしてその要素というのは、自分ではどうしようもない要素なのです。

だって若返ることはできないし、重たいものを持たなければならない場面もあるでしょう?

そこで大切な考え方が、原因ではなく要因が複数あるという考え方です。

原因というのは一つしかないものを指します。例えば転んで骨折した時の転んだ衝撃や、包丁で切り傷を負った時の切ったことなどがそれに当たります。

それに対して要因というのは複数存在するものを指します。例えば普段は重たいものを持ってもなんともないけど、睡眠不足の時に持ったら腰痛になったなど。この場合、重たいものだけでなく睡眠不足による自律神経の乱れなども要因になるのです。

なので、年齢というのも一つの要因になりますが、それだけが原因なのではないということ。

大切なことは「自分が変えられる要素に目を向けること」です。

そこでこちらの図をご覧ください。

これは僕が勝手に作ったお風呂理論という模式図になります。

この図の説明をすると、浴槽から水が溢れ出た時に症状は発症しますよということです。水というのがストレスになり、浴槽の大きさはその人の体質などを含めて決まるキャパになります。

そして水を出す蛇口は複数存在します。これがつまり「要因はいくつもある」ということです。

さらに人間には自然治癒力という名の排水溝があります。

なので生きている以上は必ずストレスは溜まるのですが、それが溢れ出ないのは自然治癒力が水を排出してくれているからです。

なので自律神経が乱れたりして血行が悪くなったりホルモンバランスが崩れたりすれば、この排水溝の詰まりに繋がってしまいます。

ということで、人が何かしらの不調を訴える理由は

・ストレスが治癒力に勝ってしまい溢れ出た結果、症状が出る。

という事ができます。

なので大切なのは蛇口の水を止めること。または排水溝の詰まりを取り除くことです。

現在の西洋医学における治療処置とは、対症療法的なものが多いです。それはつまり、浴槽に溜まった水をかきだしてるだけに過ぎません。なのでまたすぐ水は溜まっていきます。

いくつかの例を出してみたいと思います。

・太っていて腰痛がある人

⇨体重は一つの要因。体重が重ければ筋肉や関節にかかる負担は増える。その結果ストレスとして蛇口から出る水の量は増えてしまう。それが長く続くことで、そしてまた他の蛇口からも水が出ていることで水はどんどん溜まっていく。
また自然治癒力という名の排水溝が詰まっている事も腰痛の要因として考えられる。蛇口を止める作業、または排水溝の詰まりを除く作業が必要。

・転んで骨折した人

⇨一回の外力で浴槽から溢れ出るほどの水が一気に溜まってしまった。放っておけば基本的には排水溝から水が流れていくので治っていく。体質(骨質や骨密度など)によって浴槽が少し小さい可能性もある。

もう一度言いますが、大切なのは解決できる問題に目を向けることです。年齢や、その他にも体質的なものは中々解決する事が難しい場合もあります。

幅広い視点で症状と向き合えると良いのではないでしょうか。

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