そのダイエットは嘘!?もう惑わされない情報の選び方をお伝えします。
こんにちは。ささやんです。
本日は僕がこれまで理学療法士として臨床をしてきた中で学んだ、情報の選び方(まどわされない考え方)について簡単に紹介しようと思います。
この記事を読んで実践していただくことで、現代社会に溢れる情報に惑わされることなく、目的に向かって必要な情報を選別して扱うことができるようになります。
現代の情報社会において、みなさんは「何を信じればいいのか分からない」というような悩みはありませんか?
例えば”ダイエット”について勉強しようと思い検索をかけたところ、「糖質制限をしろ」という情報があったり、「糖質制限はするな」という情報があったりと、何を信じればいいかよく分からない!そんな経験のある方も少なくないのではないでしょうか。
そこで本日は、医療現場での経験から考える「本当に必要な情報の選び方」についてお伝えできればと思います。
まずはHOPEを軸にしよう
様々な情報(選択肢)が見つかる現代において、その選択肢をどう決定すればよいか?というのは多くの人の悩みの種にもなるところ。間違った情報を鵜呑みにして実践することは、自身の健康被害や金銭的な詐欺に遭うこともあります。ではどのように情報を選別していけば良いのでしょうか?
例えば先ほどの「ダイエットしたい」場合、「糖質制限はするべき」なのか、「しないべき」なのか?という話を例に進めていきたいと思います。
ここでまず「ダイエット」というのが目的のように思うかもしれませんが、ここにツッコミを入れる必要があります。
ダイエットというのは目的ではなく、本来的には手段のはずです。「ダイエットしたい」というのはHOPEではないはず。その先に「〇〇のためにダイエットしたい」というものがあり、その「〇〇のために」がHOPEのはずなのです。
であるならば、そこを明確にしないことには適切な方法は選べるはずがありません。
・健康のためにダイエットしたい
・結婚式があるからそれまでにダイエットしたい
・モテたいからダイエットしたい
これらは全然違うものなので、当然ダイエット方法も変わってきます。すごく簡単に言ってしまえば、
健康のためにダイエットしたい→現在の健康状態に合わせてダイエットする必要がある→血糖値が高いなどがあれば糖質制限は必要かもしれないし、甲状腺の機能が落ちているなら糖質は摂取した方が良いかもしれません
結婚式があるからそれまでにダイエットしたい→短期間に一時的に体重を落とすなら、糖質制限や食事制限は効果もすぐ表れるので試してみる価値があるかもしれません。もちろん本人の健康状態に合わせるのは大前提。
モテたいからダイエットしたい→そもそも誰にモテたいのでしょうか?極端な話ですが、とある国の人にモテたいなら太っているほどモテると思いますし、世の中にはポッチャリした体型が好みという男性も少なくないでしょう。そもそもモテたいなら「ダイエット」という選択自体が最適ではない可能性さえありますよね。
具体的な例を出してみましたが、このように「〇〇をしたい→だからダイエットが必要!」というHOPEをしっかり基軸に考えなければ、最適な方法を選ぶことはできないのです。
HOPEがあり、現時点での状態がある。そのギャップを埋めることが「手段」であるのです。
なのでこの手段を選択するには「HOPE」を明確にすること。そして「現状把握」を的確に行うことが大切です。
現状把握をするには?
この現状把握というのも、言葉にすればなんとなく分かるかもしれませんが、実際に具体的に何をすればいいの?となると、それもまた一人一人のHOPEによって変わってきます。
先ほどあげた例のように「健康になりたいからダイエットしたい」というHOPEがあったとしましょう。
そのためにはまず、「健康」な状態のイメージを自身の中で明確にしていく必要がありますね。(この健康の定義は非常に難しい部分ですが、今回はその話は割愛します)
例えばBMIが30近くあり、生活習慣病にかかるのが怖いから、25になることを目標にすることにしましょう。すると
・HOPE:健康になる
・長期ゴール(6ヶ月後):BMI25
・短期ゴール(3ヶ月後):BMI28
・現在:BMI30
のように、より具体的に目標が見えてきます。ここで今後の一つの測定基準が「体重」になることが明確になりました(あくまでもこの例え話の中では)
では、次に現状把握として「なぜ現在BMIが30あるのか?」というところにおいて、体重に関係しそうな生活状況について把握していきます。
・食事量はどうか?
・間食の頻度はどうか?
・運動量はどうか?
・睡眠時間はどうか?
・ストレスはどうか?
・健康状態に異常はないか?
このように「体重」を基準に考えていくのであれば、体重に関係しそうな項目を列挙して、それらに関して現状どうなのか?をみていきます。
ここで例えば「食事に関しては問題なかったけれど、睡眠時間は圧倒的に足りていない」のであれば、食事法が手段として優先順位の上位にあがってくることはありません。
その場合は睡眠時間をしっかり確保するための工夫が大切になります。
このように、HOPEを軸にした上で目標と現状把握ができれば、どの手段が適切なのか?を簡単に見分ける方ができるのではないでしょうか?
頭では分かっていても、正直難しい!そんな声も聞こえてきそうですが、この情報社会においてその辺に転がってる情報をそのまま受け取ってしまうのはリスクも沢山あります。みなさん道端に落ちてる誰が作ったのかも分からないオニギリ食べないですよね?
それと同じで、情報発信している人は誰も「あなた」に向けて情報発信しているわけではないのです。
であるならば、自分自身で情報を取捨選択できるような考え方を身につけておくことが必ず必要です。
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