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子どもロコモ〜運動機能の課題〜

子どもロコモという言葉を聞いたことはありますか?

ロコモとは運動器症候群とも言われ、高齢者の加齢に伴う筋力低下や骨密度の低下などにより、要介護状態になるリスクの高い状態を表す言葉です。その言葉に「子ども」が付いている・・・つまり子どもの運動器症候群ということです。

「雑巾掛けでカラダが支えられなくて歯を折った」
「跳び箱で腕を骨折した」
「しゃがめないから和式トイレが使えない」
そんな子どもが増えているとの声も聞かれます。

また体力テストでの結果は、昭和後期と比較して右肩下がりに下がっていることや、子どもの骨折率は1970年から2010年までの40年間で2.5倍になったとの報告もあります。

子どもの頃の怪我のしやすさや体力低下の影響は、成人になってもそのまま影響が出る可能性があります。幼児運動指針ガイドブックには、「子供の頃の身体活動が大人になってからの健康状態に関連する」との記載もありますし、「小学生の頃からの運動習慣が成人後の骨量に影響する」といった研究報告もあります。

小学生の歩数についてのデータなのですが、
・1979年 27,000歩/日(文科省資料)
・2011年 11,000歩/日(東京都調査)

と、この30年間で半分以下にまで激減しているということです。

その背景には遊具で遊べる公園が減っていること、ゲームの普及、そして学習塾に通う子どもが激増していることが大きいのではないかと考えています。

時代における社会状況の変化により、子どもの体力低下という問題が新たに起きているのは見過ごせません。近年は冒頭にも述べたように、整形外科に通う子どもが増えているのです。怪我だけでなく、肩こりや腰痛など昔じゃ考えられないような訴えで来る子どもたちもいます。実際に私もそう言った子どもたちのリハビリを担当しています。

運動機能の専門家として、この問題を見過ごしたくありません。
子どもの時期の運動がどれほど大切なのか?
日常生活で出来る工夫はどんなものがあるのか?

直接的に子どもと関わる機会を増やしながら、また保護者の方々にも情報共有しつつ、子どものカラダと将来の健康を守っていくような活動ができればと思っています。

 

子どもの貧困問題

貧困問題と聞くと、アフリカや東南アジアなどの発展途上国で起きている飢餓などをイメージされる方もいるかもしれません。これらは絶対的貧困と言われるものであり、食糧難や定住できる場所がないなどによって生死に関わる重大な問題です。世界の中でも発展途上国はこのような問題を抱えており、その対策は世界レベルでの課題と言われています。

それとは少し異なり、相対的貧困という問題があります。
これは先進国などで見られるものであり、所得格差によって相対的に貧困である状態を言います。国や地域の水準の中で比較して、世帯の所得がその国の中央値の半分に満たない状態であり、同地域に住む隣人たちと比較して厳しい生活状況を強いられる状況です。

日本においてもこのような相対的貧困の問題があります。
日本の子どもの7人に1人は相対的貧困状態であると言われています。
確かに日本では生活保護制度なども整備されており、発展途上国のような国家的な飢餓問題などはありません。しかしシングルマザーや、何らかの理由で親がいない子どもにとっては厳しい環境での生活を強いられてしまうのが現状です。

金銭的な貧困も問題でありますが、何よりも問題なのは「心の貧困」問題です。
心の貧困とは、親と接する時間が少なかったり養育者からのネグレクトや身体的虐待・性的虐待などによって、適切なアタッチメント(愛着)が形成されず、人格形成の大切な時期に「心の安全」を経験できないことによって様々な問題を引き起こす引き金になってしまうことをここでは言いたいと思います。

金銭的貧困は心の貧困を引き起こす大きな要因になりえます。それは養育者が仕事で夜も家にいない、食事を一緒に摂れなかったり会話も少ない、また養育者の貧困によるストレスなどから虐待を受けてしまうなどの問題にも繋がるケースが少なくないからです。

しかし金銭的に貧困状態であっても、親や養育者から愛情を受けて育った子どもはアタッチメントを形成し、心の安全を経験しながら自己肯定感を育むことができます。世界を見れば、そのような逆境的な環境の中で育った偉人も少なくありません。

僕は日本における貧困問題は、金銭的貧困はもちろんですが、「心の貧困」が大きな問題であると考えています。この問題に関しては、地域レベルでも個人レベルでも取り組めることってあると考えています。

近所の子どもに挨拶する。
周りにいる子育て中の保護者の状況を気にかける。
支援している団体にボランティアをする。

ちょっとしたことかもしれないけれど、子どもや親が束の間の「安心・安全」を心に感じることができるならば、少しでも他者からの愛情を感じることができるならば、きっと少しずつ子どもの心は育まれていく。そんな風に思うのです。

現在、僕は居住地である東京都足立区で、子どもの貧困問題に取り組むべく少しずつですが横のつながりを作ったり、情報発信などを始めています(このブログもその一環でもあります)

子育てや身体に関する無料相談もLINE@から受け付けています。
駄菓子屋などの居場所づくりの活動も今後は開始したり、子どもの支援団体のボランティアなども行えればと考えています。

子どもの貧困問題に関心のある方は是非お声がけください。一緒に子どもたちの未来を明るくしましょう。

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